時間軸ではトレードスタイルによって、見る時間軸は違います。
トレードスタイルは大きく3つに分かれます。
・スキャルピング
・デイトレ
・スイング
この3つがトレードスタイルになります。
スキャルピング
ポイント
- 短時間での決済まで行うトレードスタイル
- 使う時間軸は秒足から1分足や5分足がメイン
- トレード回数は数十回と一番多い
- 1回の獲得pipsは数pips~数十pips
短時間での数pipsを稼ぐトレードスタイルなため、自然とトレード回数は多くなります。
ポジションを保有してから数秒後あるいは数分後に決済するイメージです。
メリット
- 小さい時間足でのトレードなため損切りが小さくできる。
- 1日のトレードチャンスは1番多い
- 短期売買スタイルなので、大暴落など危険な相場に遭遇しにくい
デメリット
- 小さい値幅を取りに行くため、1回1回は大きく稼げない
- トレード回数が多いため、チャートに張り付く時間帯が長い
- 秒足でのトレードなため判断力が一番必要で集中力も必要
スキャルピングは一番難しいスタイルと言われています。
それは早い判断力が必要になってくるからです。
しかし、社会人はチャートを見ることが出来る時間帯が限られていることもあり
スキャルピングでトレードされている方が多いです。
デイトレ
ポイント
- 数時間から1日以内で決済するトレードスタイル
- 使用時間軸は15分足から4時間足までになります
- トレード回数は数回程度。ノートレードの日もあります
- 1回の獲得pips数は数十pips~百pips程度
このスタイルは数時間~1日以内で終わるトレードスタイルです。
主に見る時間軸は1時間、4時間足辺りになりポジションを保有してから
1日以内で決済するイメージです。
メリット
- 1日数回のトレードなので、トレード回数は多い。
- 1日1回のトレードでも、1ヶ月で大きく稼げる 例:1日50pips×20日=1000pips 1pips=1000円での取引なら1ヶ月で100万
- ポジションを保有したら数時間は保有できるため、比較的ゆったりトレードが出来る。
デメリット
- 仕事終わりでチャートを確認しても、トレードできる環境ではないことが多々ある。
- 急な大暴落や大暴騰に巻き込まれることもある。
- 損切りが続くと、伸びにくい相場でも狙いがちになる(ポジポジ病)
デイトレは、1回のトレードで、大きく稼ぐこともできるスタイルでもあります。
1日数回のトレードなので、伸びる相場を見抜く力は必要ではありますが
その力を養って、伸びやすい相場のみを狙っていくだけでも、少ないトレード回数で
大きく稼ぐことが可能です。
ただし、損切りが続いてしまうとどうしても取り返したいという思いから
伸びる相場でもなんでもない場面で、無理矢理理由をつけてトレードしてしまいがち。
損切りが続いたら、トレードをしないと決める判断も必要になります。
スイング
ポイント
- 1日~数日間保有するトレードスタイル
- 4時間、日足、週足がメインになります
- トレードスタイルで数日に1回、あるいは数週間に1回など
- 1回の獲得pipsは数百pips以上
トレード回数は一番少なくなります。
ポジション保有から数日後に決済するイメージです。
メリット
- 一番トレード回数が少ないので、損切り回数は少ない。
- 1日1回のチャート確認でいい。
- 1回のトレードで大きく稼げる。1つのポジションで1000pipsも狙えることがある。
デメリット
- 長期足でのトレードなため「待ち」時間が長い。
- 大暴落や大暴騰に巻き込まれやすい。
- 利益を伸ばす技術が必要。
スイングは長期保有するため、長期足(日足や週足)でのトレードになります。
そのため、トレード回数は数日、数週間に数回程度。
人によっては1ヶ月ノートレードということもあります。
ポジションを持って順調に利益が伸びた場合、人は早く利益を確定させたいという気持ちが働くため、保有し続ける忍耐も必要になってきます。
まとめ
トレードスタイルで見る時間軸は変わってきます。
デイトレで週足は見ないか?というとそういうわけではなく、たまに見る必要もあります。
じゃあどの時間軸を見ればいいんだよ?ではなく、どのトレードスタイルが合ってそうか?をイメージしてくれたら良いです。
スキャルピングメインでやるのか、デイトレなのか、デイトレをやっている方が、スキャルピングもやろうとすると大変なのです。
それはスキャルピングでは秒単位の判断力が必要で、デイトレなどはそんな急いで判断する必要はあまりありません。
ですので、どのスタイルがご自身に合ってそうか考え、そしてそのスタイルに合ったルールを考えていかないといけません。