FXでトレードをするというのは、必ず2種類の通貨が必要になります。
米ドル、円、ユーロ、英ポンドなどなど、まだまだ通貨はありますが、トレードをする場合は取引を行う通貨ペアを選び、相場の分析をしてトレードをしていきます。
トレーダーによっては米ドル/円に絞って、トレードを行う方もいれば、米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円の3通貨ペアだけとか、他にも10通貨ペアを見ているって人もいます。
それ以上もいらっしゃると思います。
これらはトレードルールを各々作っていて、トレードを行う通貨ペアを決めているため、これから始める方は、検証をすることで自身に合った通貨ペアを絞っていく必要があります。
でもまずは、どんな通貨ペアがあるのか知っていきましょう。
通貨ペアとは?
米ドル/円で例えると、100円で1ドルを買った後、後日110円になったときに持っている
1ドルを売って円を買うと、10円―100円=10円の利益となります。
この通貨の両替により、利益をだしていきます。
そのため必ず2種類の通貨ペアとなり、その通貨ペアには多くのペアがあります。
通貨ペアの種類
まずここで主要な通貨ペアですが、ドル、円、ユーロ、ポンドが主要な通貨ペアで取引量が多いです。
ただポンドはこの中でも値動きが大きく、大きく稼ぎやすいが難しい通貨でもあります。
初心者がトレードを行う場合は、米ドル/円、ユーロ/円 ユーロ/米ドルの3種がいいのですが、最初はデモトレードで行うので、多くの通貨ペアで検証する方がいいです。
豪ドルやカナダドルでのトレードもしてみた結果、勝ちやすい通貨ペアでのみトレードをする方法もあります。
スプレッドとは?
スプレッドですが、スプレッドは手数料になります。
この手数料はFX会社によって違います。
外為オンラインさんの例ですが
この売りと買いで1銭の差が出来ています。
この差がスプレッドです。
1銭=1pip
ポジションを持った時点ではマイナスからのスタートになります。
ですのでスプレッドが1pipの場合、2pip以上プラス側へ動かないと、利益になりません。
トレードを行う場合、この手数料が安いほうが当然いいわけです。
この手数料は取引量が多い通貨ペアほど、安く設定されており逆に取引量が少ない通貨ペアほど手数料が高い設定になっていることが多いです。
デモトレードでは、あまり気にならないかもしれませんが、リアルトレードを行う場合は、このスプレッドも考慮してFX会社を選ぶ必要があります。
スプレッドは広がる時がある!?
スプレッドは原則固定とFX会社には書かれていることが多いです。
この原則固定というのがポイントで変わることがあるということです。
ではスプレッドが広がる時はどのような時でしょうか。
それは以下の時が当てはまります。
注意ポイント
- 重要な経済指標や政策発表時
- 震災や津波などの災害時
- 流動性が低い時
重要な経済指標や政策発表時
これは、米雇用統計やFOMCなどといったビックイベントに当たります。
そして選挙や政策でも、大きくスプレッドが広がることがあります。
イギリスのEU離脱の時も大きく広がりました。
トレードを行う場合は、重要な指標発表や政策発表時は、避けた方が良いと言えます。
震災や津波などの災害時
この震災などは突発的に起こるため、予測が難しいです。
震災で必ずスプレッドが広がるとは言えませんが、大きくレートが動くことがありますので注意が必要です。
流動性が低い時
流動性が低い通貨ペアはもともとスプレッドが広いですが、取引が行われなくなると、スプレッドは広がる傾向です。
NY市場が閉まっている時などは、取引量が少なくなるので日本での早朝など流動性は低いです。
まとめ
ポイント
○通過ペアを選ぶ時は、できるだけ流動性のある通過ペアを選んだ方がいい
○トレードではスプレッドがあるため、ポジション保有時はマイナスからスタート
○スプレッドは指標発表などのイベントで広がることがある
取引を行う場合は、指標発表などのイベントをあらかじめ確認しておく必要があります。
指標発表時というのは、大きくレートも動くことが多いです。
スプレッドも広がりやすく、その分損切りも大きくなるためです。
ですので、指標発表や政策発表などの時はトレードをしないことが大切になります。