トレードを行う時に考えることは、相場の流れ・エントリーポイント・損切り・利確の4つのポイントです。
この中で相場の流れの次に損切りが重要で、ポジションをもったら必ず損切り注文を入れる必要があります。
損切りとは?
損切りは損失を確定させることであり、再度言いますが、損切り注文は必ず入れておく必要があります。
損切りを注文するために、手動でおこなうか予約注文を入れておいて自動で損切りをおこなうかの2つの方法があります。
損切りは予約注文で入れておいた方がいい
損切りを予約注文で入れるメリット
- 確実に損切りにしてくれる
- 席を外していても安心できる
- PCの異常時にも対処できる
確実に損切りにしてくれる
手動となると、人はなかなかチャートを見ながら損切りをクリックで確定するのができないです。
少しでも損失を減らしたいという思いがあるからです。
「もう少しだけ、あと少し戻ったら・・・・あわよくば±0で・・・」
と考えているうちに損失が膨らんでいくわけです。
席を外しても安心できる
少し席をはずしている時に大暴落がおきたらどうでしょうか?
それがプラス方向へ動いていれば良いのですが、マイナス方向(損失)へ動いた場合は大変なことになります。
「少しの間だけだから大丈夫だろ」という考えは危険です。
PCの異常時に対処できる
PCが突然フリーズしてしまったり、落雷が原因での停電など、PCが動かなくなった場合も考えると予約注文を入れておけば損失が膨らむことを防ぐことができます。
損切りできる人とできない人の違い
損切りができない人と、できる人の違いはなんでしょうか?
まずは特徴を知っていきましょう。
損切りができない人の特徴
- 損切りのポイントがわかっていない
- いずれ利益になる方へ動くと願っている
- 損失が膨らみすぎて、怖くて確定できない
まず損切りができない人は、基本的にルールがありません。
どこまでレートが動いたら損切りしないといけないのか分かっていないのです。
そして願望が強いです。
・そろそろ戻ってくるだろう。
・まだ上昇目線のはずだから、また上がってくるだろう(買いポジション保有時)
このような願望だけが強く、なかなか損切りができません。
その結果、損失が大きくなり、より損切りができなくなるといった悪循環が生まれます。
損切りができる人の特徴
- 損切りすべきポイントが決まっている
- 損切りの重要性を理解している
損切りできる人は、ポジションを持つと同時に、損切りポイントが決まっています。
損切りポイントはというのは今のレートが、あるレートまで上昇or下降すると困るところに入れます。
この困るところというのは、含み損の金額の話ではなく相場を上昇と判断した場合、買いポジションを保有後にレートが上昇せずに下がってしまい、ここまで下がったら、トレンドが変わったかも?と考えられるポイントが損切りになります。
ここまで下がったらor上がったら困るというポイントがあって、そのポイントまでレートが来たときに損切りができるわけです。
損切りの例
このチャートでは、青の上昇トレンドラインが引けており、そのラインで反発を確認。
黄色○で買いポジションを持ったとします。
トレンドラインが意識されたと判断したトレードなので、このトレンドラインをレートが下へ抜けることは、トレンドラインが有効ではなくなったということになります。
赤○のポイントは損切りをするポイントになります。
万が一、トレンド転換がおこってしまっていたら損失はどんどん膨らみます。
損切りができる人は、保有し続けるというのはとてもリスクが高いというのも知っているため、損切り注文を入れる大切さも知っています。
損切りの予約注文方法
損切りの注文は逆指値注文になります。
成り行き注文を入れて後、すぐに逆指値注文を入れるようにしましょう。
個人的にはIFD注文などがオススメです。
このIFD注文は、エントリー注文と同時に損切り注文を入れることができます。
どうしても成り行きだと、エントリー後に逆指値注文を入れるので、少し間が生まれます。
その少しの間も怖いので、私はIFD注文をオススメします。
まとめ
損切りは必ず注文を入れておく必要があります。
そして、損切りポイントは適当に入れるわけではなく、流れが変わるポイントに、入れる必要があるため、相場の分析能力が必要になります。
相場は願って稼ぐものではありません。
損切りできない人は必ず、お金を失います。
ですので、あらかじめ注文を入れておき動かさないようにしないといけません。