トレンドが出来ているときは、トレンドラインを引きます。
トレンドラインは上昇なのか下降なのか、方向を探るためだけでなく
エントリーや決済を考えるのに使えます。
意識されるトレンドラインを引く
このチャートにトレンドラインを引いてみます。
まずこのように引くことが出来ます。
このトレンドライン付近でエントリーした場合に決済はどうなるでしょう。
赤○の所でエントリー出来た場合、決済は青○辺りになります。
大きく下げたのに、かなり戻したところで決済はもったいないです。
この場合の考え方ですが
大きく利が伸びた所、トレンドの勢いが増しているところで決済したいので
そこで新しくトレンドラインを引けばいいのです。
3つ目の赤○は仕方ないとして
最初の2つは大きく伸びた所で決済ができます。
トレンドラインは1本引いて、放置してしまいがちです。
私がそうです(笑)
トレンドラインも明らかに意識されていれば有効なラインになりますので
見逃さずに引けるようにしておくとよいでしょう。
エントリーの具体例
トレンドラインは意識されていることがわかりました。
それではトレンドラインを中心にエントリーポイントを探ってみます。
過去チャートを用意しました。
このチャートでラインを引いてみます。
大きなトレンドラインと対するチャネルラインを引きました。
そして水平ラインやトレンドラインを追加しました。
①~④のポイントがまず考えられます。
1つ1つ見ていきます。
①のポイント
ここではヘッドアンドショルダーになっています。
ただ、この時点ではトレンドラインが引けているわけではありません。
上位足で見てみると、過去のレジサポラインで反発しています。
レジサポラインが引けても、必ず反発するわけではないため
①のポイントで入るには少し根拠が弱いです。
②のポイント
②のポイントではダブルトップとなって、ネックラインを下へブレイクしております。
ここでエントリーすると損切りポイントが下降トレンドラインの上なので
とても損切りが大きいです。
そこで③のポイント
③のポイントではレジサポラインになっています。
③のラインを抜けて、あるいはリターンムーブで売りエントリーであれば
損切りは②の上になります。
利益確定は下降トレンドを抜けたタイミングでも
ダウが崩れたタイミングでもいいかと思います。
では次に④のポイント
④のポイントでは下降フラッグが出来ております。
この下限ライン(上昇トレンドライン)をブレイクしてのエントリーを狙えます。
当然、損切りは下降トレンドラインの上です
抜けた後は大きく下げていますね。
損小利大になっています。
利益確定はチャネルラインにタッチして決済でもいいですし
下位足でダウが崩れて決済でも良いと思います。
トレードをするときはリスク(損切り)とリワード(利益)を考えて
損切りが大きくなりそうならスルーをする必要もあります。
できるだけトレンドライン付近でトレードすれば
損切りも小さく出来ますし、リワードも大きくなるため
トレンドラインを手法に用いるのであれば、トレンドライン付近での
トレードを行う必要があります。