相場には主に3つのパターンがあります。
上昇トレンド、下降トレンド、レンジの3つです。
トレンドでも勢いが様々で、レンジも様々な形が存在します。
でも基本的にトレードで狙っていきたいのはトレンド相場になり、レンジ相場はあまり狙ってはいけません。
まずはトレンド相場とレンジ相場について説明します。
トレンド相場とは?
トレンド相場には2つあります。
それが上昇トレンドと下降トレンドになります。
上昇トレンド相場は「安値を切り上げながら、高値を切り上げる」のが特徴です。
このチャートは上昇トレンド相場です。
上昇ダウともいいますが、右肩上がりで上昇しています。
青の水平ラインは主な高値となっており、赤の水平ラインは安値ラインです。
赤の安値ラインが上がってきて、青の高値ラインも上昇しています。
多くの投資家がこの相場では、買い狙いで利益を上げており、投資家達の意思が同じ上昇方向を向いている状態です。
買いで狙っていけば利益が得られやすい相場になります。
このチャートは下降トレンド相場になります。
ダウ理論では下降ダウとも言いますが、考え方は上昇トレンド相場とは逆で、高値を切り下げながら安値を切り下げていきます。
上昇とは逆に売り目線になり、売りで狙っていきたい相場になります。
私も含め個人投資家たちはこういうトレンド相場を狙っていく必要があります。
大きな流れが、トレンド相場になっていればリスクも少なくハイリターンが得られるわけです。
高値・安値の切り上げって?
上昇トレンドは安値を切り上げながら、高値を切り上げる。
下降トレンドは高値を切り下げながら、安値を切り下げる。
この切り上げや切り下げの判断するタイミングですが、上昇トレンドの場合
先ほどのチャートですが、高値ラインを引き延ばしました。
安値の切り上げが決まるときというのは、高値が切り上がったことが確定したときです。
その高値が切り上がった時というのは、高値を完全に抜けた時になります。
ここで重要なのが、誰が見ても抜けたと判断できることなのですが、その高値を1pip抜けた、あるいは10pips抜けたとかでは判断できないです。
ここが難しいのですが、10pips抜けたとしても、戻ってきて下げていくことがあります。
次に高値の切り下げです。
ここでも安値を完全に抜けたと判断できることが大切です。
レンジ相場とは?
レンジ相場について説明します。
レンジ相場は持ち合い相場とも言われ、積極的に狙ってはいけない相場になります。
□で囲った中がレンジ相場になります。
この範囲の中で方向がないですよね。結果的にその後上昇していますが、レンジ相場はトレンドの途中やトレンドの反転前によく見られます。
このチャートではトレンドの途中でのレンジです。
ではこのレンジは何故起こるのか?というと
買っていきたい投資家と売っていきたい投資家達の意思がぶつかって起こります。
拮抗しているわけです。
このチャートはトレンドが反転する前のレンジです。
買っていきたい投資家達よりも、売っていきたい投資家達が勝ったために下降トレンドが発生しました。
長期的なレンジ相場は、難しい相場になりがちです。
このようなレンジ相場では手を出さずに、方向がはっきりするまで「待つ」ことが
大切になってきます。
時間軸を変えてみることも大事
ある時間軸でレンジ相場だった場合、上位足を見ることで、レンジの高値と安値どちらに抜ければ勝ちやすいかが分かることがあります。
これは1時間足のチャートで、□で囲ったところがレンジ相場になっています。
では上位足の4時間足を見てみます。
4時間足を見ると、下降トレンドになっており、下落中なのが分かります。
このレンジ相場は下に抜けたら、勝ちやすいというのが分かります。
まとめ
メモ
・上昇トレンドは安値を切り上げながら、高値を切り上げる
・下降トレンドは高値を切り下げながら、安値を切り下げる
・レンジ相場は買いと売りが拮抗している
トレードは長期的なトレンドに乗ることが大事であり、レンジ相場では基本的には「待ち」になります。
そして勝敗が決まり、買った方に付いていくことが大事になります。